2024年度入試問題分析

今回は、愛知教育大学の国語(国語総合・現代文B・古典B)の入試傾向と対策についてです。

愛知教育大学の個別試験の国語は、学校教員養成課程/義務教育専攻の国語選修、中等教育教員課程の教育科学専攻(国語、数学、理科、外国語から1科目)、学校教員養成課程/高等学校教育専攻の国語・書道専修の入試に使われます。
大問四題の構成で大問一は現代文評論、大問二は現代文小説、大問三は古文、大問四は漢文となっています。
大きな特徴は、現代文の本文の文章量の多さです。
2024年度は、大問1では本文は6ページ、大問2では本文は9ページにわたっています。これは、他大学と比べても読む量が多く、読み続ける集中力がかなり必要になっています。

大問一では、問一は漢字の読み書き、問二は傍線部についての選択問題、問三から問五では本文の特定箇所について、文中の言葉を使って答える説明問題、問六は本文全体を踏まえた傍線部の説明問題です。
大問二では、問一は漢字の読み書き、問二から問六は傍線部についての読解問題、問二・問四・問五は説明問題、問三・問六は選択問題です。

大問一では、問二から問五を通して、本文から、解答に必要な箇所を探し出すスキャニング能力が必要とされています。最初に本文を読む際に、重要部分に線を引きながら読み、問題を解く際に、その中から該当する部分を見つけて、それらを組み合わせて、解答を作成していきましょう。
問六では要約力が問われています。要約力は、普段の勉強で、要約を行って、添削をしてもらい、自分の解答と見比べていくことで伸ばせます。

大問二では、問二は登場人物の様子を具体的に説明する問題、問四は登場人物の行動の理由について、問五では登場人物の表情の理由について問われており、これらの問題を解くには、読解の際に、なぜ登場人物がそのような様子なのか、どうしてそのような行動をとったのか、しっかり考えて読み進めていく必要があります。
現代文の得点を上げるために重要なポイントは

  • すばやく読解すること
  • 問題の解答に必要な要素を探せるようにすること
  • 物語を読む際に登場人物の様子の理由を考えながら読むこと
    の3点です。この3点を鍛えるためには、本文を読む際に、メリハリをつけて読むことが重要になります。本校のような長い文章題を解くとき、集中力をずっと維持し続けるのはやはり困難です。したがって、どこが重要なのか考えて、特に重要箇所を意識し読むのが効果的です。ぜひ、本文を読む際は、線を引く、印をつけるなど工夫して、読んでください。

続いて、大問三の古文です。問一では、敬語の種類と敬意の方向を問う問題。問二では現代語訳の問題。問三では文法的に説明する問題。問四では本文の句の説明問題。問五と問六は傍線部の説明問題。問七では、物語についての基礎知識を問う問題となっています。

最後に、大問四の漢文です。問一は基本語句の読み問題、問二は傍線部の読み取り問題、問三は傍線部を書き下し文にする問題、問四は現代語訳の説明問題、問五は語句の抜き出し問題、問六は本文の趣旨を問う問題となっています。

以上から、大問三の古文と、大問四の漢文の問題は、それぞれ基礎的な知識を求める問題が出題されており、共通テストの国語の対策をすれば、問題なく解けます。古文と漢文は、基礎をしっかりと勉強しておきましょう。