国語専門 修英塾における『国語力』の定義について
国語専門個別指導修英塾では、「国語力」をどのように定義し、指導に生かしているのでしょうか。
文章の深みがわかるとか、感性が鋭いとか、美しい文章が書けるというようなあいまいな力のことではなく、「筆記試験で高い点数をとることのできる力」と定義しています。
そして国語力とは、以下の2つの力で構成されていると考えています。
『国語力』=『読む力』+『解く力』
では、『読む力』とは一体どういう力のことなのでしょうか。
国語を教える人間でも、「よく読みなさい」とか、「傍線部の前後を見なさい」ということをおっしゃる方が多いのが現実です。しかしそれはほとんど何も指導していないのと同じです。
修英塾では、まず『読む』方法・手順を教えることから始めます。よく本文なんか読まなくても解けるなどという指導法を目にしますが、私はまず国語の問題文をきちんと読むことを重要視しています。当たり前ですが、問題文を読まずとも解けてしまう設問など、正解したところで何の力にもなりません。そもそも文章を読んでいないのですから。もしそのような学習をしていれば、『読む力』は育たず、論理思考というものも生じません。当然、考える力はつかず、小手先のテクニックだけで乗り切るような学習に傾いてしまうわけです。
また、文章を読まない人は、筆者の意見を無視しているわけですから、人の話を最後まで聞かない人でもあります。そしてその姿勢がすでに間違っています。患者の話を聞かない医師、依頼人の話を聞かない弁護士、生徒の話を聞かない先生、部下の話を聞かない上司……到底、責任ある良い仕事ができるとは思えません。
今は調和の時代です。『読む力』を鍛えることは、相手の主張をすばやく正確に理解する能力にもつながります。この先にある先行き不透明な将来のことを考えても、まずは『読む力』はとても重要ではないでしょうか。筆者が何を言いたいかを押さえることで、はじめて問題を解くことができるのです。そのためには当然ですが、訓練が必要です。訓練をするには、『読む力』をさらに細かく定義していく必要があります。『読む力』は、『たどる力』と『省く力』に細分化されます。
『読む力』=『たどる力』+『省く力』
『たどる力』というのは文と文の関係を掴んだり、指示語の内容を押さえることができる力のことです。この力があれば、文章における大切な一本道を正しくたどることができ、論理的思考の骨格を作ることができます。
『省く力』とは同じような内容である具体例などを軽く読み飛ばすことができる力のことです。余計なところはあまり深く読まず、大事なところだけを精読する。この力は読む速度に大きく影響します。速読力と言われる力は、この省く力が根底にあるものです。
よく国語の力を付けるためにはどうすれば良いかと聞かれ、「本をたくさん読みましょう」と答える人間がたくさんいます。かくいう私も、昔はそう思っていた時期がありました。
確かに、一般的に本をよく読む子が国語ができると言われているのは、この2つの力を読書習慣によって自然と身につけていることが多いからなのです。
しかし、だからといって「本を読むことが国語の力を上げるのに一番良い」というのは間違いです。それはあくまでも読み方の問題であって、本をよく読む子が読まない子と比べて国語が出来るのは、文章を読んだ経験値が圧倒的に違うからです。そしてその経験値が読む速さや語彙力に大きな影響を与えているわけです。
しかし、本をよく読んでいても、国語の点数が全然取れない、という人もいます。一体この違いは何なのでしょうか。私が考えるに、文章をなぞっているだけ、あるいは『解く力』がないことが理由ではないでしょうか。
前者は、正しく「たどる」「省く」をせずに、漫然と全体を読み、漠然としか内容を掴まない読み方をしていることだといえます。これでは点数が取れないのは一目瞭然です。
問題は後者の方です。読む力があっても、国語の点数は上がりません。正しい答えを書けなければ点はもらえないのです。
『解く力』=『言いかえる力』+『まとめる力』
『言いかえる力』というのは、同じ意味で別の言葉、つまり類義語を使って言いかえたり、「要するに〜である」というふうに抽象化できる力、さらに抽象的な言い回しを「例えば〜である」のように具体化できる力のことです。
これができると国語の設問で選択肢問題を解く際に困ることは劇的に少なくなるはずです。
選択肢問題というのは、以前のブログにも記載しましたが、
① 傍線部を説明する設問
「〜とあるが、どういうことか」「〜とあるが、どういう意味か」を説明する問題
② 傍線部の理由を説明する設問
「〜とあるが、なぜなのか」を説明する問題
の2つに大別されます。言いかえる力こそまさしく①と②を解くのに必要な力だからです。
そして多くの子どもがつまづき、具体的な対策を練ることができないのが記述問題です。記述問題は、その制限字数や文章や知識の難易度が異なるだけで、基本的に中学受験から大学受験まで同じことを聞いています。
これらはほとんどが、本文中にある言葉を使って本文内容をまとめていけば正解になります。
ですから、ここで『まとめる力』が必要になるわけです。
修英塾では、記述についての対策を丁寧に行います。
例えば、「100字要約」です。与えられた文章を100字にまとめる練習ですが、このような練習を繰り返していると、長い記述問題も書けるようになります。
国語の正解を導くにはこれまで述べた全ての力が必要になります。まず、傍線部の説明部分を文章中から『辿り』、そして、必要な部分だけを残して余計な部分を『省い』たり、『言いかえ』たりして記述における字数を調整する。そして、聞かれている形に合わせて『まとめ』て答える。
これができるようになればあなたの国語力は十分に難関校合格レベルだといえるでしょう。
そのために必要なトレーニングはすべて用意しています。
「国語力を鍛えたい」なら、ぜひ個別指導修英塾におまかせください。